英語が話せるようになる的な本や教材が家の中でゴロゴロしている。学校という所で英語を勉強しなくなって入手したもの。
理由は、一番利用価値のある言語だから?
それより海外旅行に行った時に困らないという理由の方が強かったか。
で勉強の成果は・・・全くないと思う。
というか教材はあるが、勉強をしていないので身に付かなかったということだ。
子どもに「毎日少しずつ勉強をすれば、苦なく覚えられるよ」と言っていたが、自分ができていないということだ。継続は難しい。
看護大学生の娘がオンラインで実習を行っている。
実習の意味をgoo辞書に聞いてみると
「講義などで学んだ技術や方法などを実地または実物にあたって学ぶこと」
と教えてくれた。
オンライン実習は実習か?と突っ込みたくなるが、コロナなので仕方がない。
実物にあたらないので、実感がわかない様子が伺える。
たまたま、すでに看護師をしている先輩(実妹)と話をする機会があった。
オンライン実習の話をすると「え?それで働けるの?」というような表情をした。
誰もが思っていることだ。
妹は突然「今(現場では)は日本語が話せないとダメなんだよ」と。
それを聞いていた娘、私、妹の子、おじいちゃん、おばあちゃんは一瞬固まって、
頭の上には「?」が。
多分みんな「英語の間違えじゃないの?」と思った。
でも繰り返し「日本語が話せないとダメなんだよー」
言い間違えでも聞き間違えでもなかった。
どういうことか。
処置する前に話を聞く(指示を仰ぐ)。
処置した後の状態を予想し、万が一の事態が生じたらどうするかを聞く。
(代案を相談しておく)
分からないとき、困ったときに周りの様子を見て判断するのではなく、すぐに聞く。
(勝手な判断をしない)
処置した内容、結果を伝える。(報告)
先輩の行動を見て学ぶのではなく聞く。(質問する)
ということだそうだ。
これ全て日本語でできる。英語でなくても大丈夫ということ。
どこの職場でも言われていることだ。
でも、難しい。「聞けない、言えない」追いつめられると特にそうだ。
現場実習がないからこの体験ができないことを妹は残念がっていた。
日本語が話せることが、自分を守り、患者を守り、医師や勤務場所を守ることになるそうだ。
英語の勉強より日本語の勉強が必要ということだ。
5分程だったが、いい実習ができた。