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信頼を体験から

「信頼」と「安心」

同じ感じがするけど…

 

「安心」は、自分と関わる人の不確実要素(心配なこと)を消していくこと。

「信頼」は、この人と自分は違う人間だけど、任せてもいいかなと思えること。

 

 安心は、人を管理する方向

 信頼は、任せる方向

と、東京工業大学教授の伊藤亜紗さんは言う。

分かるような、分からないような。

 

ボールを投げた時、相手が捕ってくれるだろうと思うのは、信頼しているから。

また、相手が投げたボールを捕れると、とても嬉しく感じるのは、相手が信頼して投げてくれたと思えるから。

これが信頼だという。

こういう経験が、体育ではできるのだと。

 

口先で「友達を信頼しよう」と言って難しいかもしれない。

ボールの投げ合いという体験から、「信頼すること」、「どうしたら信頼されるのか」を考えることができるということだろうか。

 

こんな意識をもって、運動内容を決め、指導をすると、学校の体育だけではないところでも活用できそうだ。