「好きなものは、何?」と問いかける。
年齢が低い子は、ひらめいたものをすぐに言うことができる。
そこに理由は、いらない。
それが本当の気持ち。
年齢が上がると、「私はこう思う」と言っても、実は本当の気持ちではない。
思い込みの場合がある。
その年齢は、13歳ごろから。
「13歳からのアート思考」を書いた、末永幸歩さんが言う。
「どう生きたいか?」の質問には、
この年齢の子は、自分の気持ちではない答えを言うらしい。
それは、保護者や社会の期待を取り込むようになるから。
では、どうしたら本当の自分の考えを出せるのか?
何度も質問を繰り返すこと。
繰り返すことで、自分を疑う工程が出てくるようだ。
また、思い込みを取り払うには出した答えに対して、
「そうじゃないかもしれない」と言葉をかける。
そうすると、違った見方ができるという。
ぼくたちには「体育」がこう見える
為末さんと末永さんの対談の章より