5月25日付 朝日新聞の朝刊にクイズ王の井沢拓司さんが「輪の芽」で記事を書いていました。
コロナ禍で働き方が変わり、新しいビジネスマナーが誕生しているということですが。
井沢さんは
ビジネスマナーはファッションの一部です。「あなたと同じような考え方を持っています」というサインを語らずに伝えるアイテムとして機能していました。初対面でも安心して気持ちよく会話を進めることができるために機能していたといえるでしょう。
コロナ禍は、従来のマナーを見直すきっかけになりました。コロナ前は会議に一人だけ遠隔参加すると驚かれたし、気も引けましたが、今は何も言われない。今までの通念が壊れているのです。
見直すときには、なぜそのマナーがあるのかという理由を考えてみることが大事だと思います。例えは、会議の下座がドアに近い席なのは手伝いがしやすいという利点があるから。商談相手も上座に座れば、気持ちよくなってもらえる。心理的な立ち位置を強化する面で合理的なのです。
ただ、マナーの必要性や適切性は、人によって基準が異なることが多い。最終的に相手の機嫌を損ねないことを重視しているため、どうしてもマナーは一番厳しいところに合わせて、過度な線引きになりがちです。これは社会全体にとって不利益ではないでしょうか。
まず自分と他人の判断基準は違うとという前提に立つ必要があると思います。そのうえで、相手には寛容になり、自分では自然な敬意の範囲でできるものを取り入れる。不自然な我慢ではなく、自然な敬意を重視すれば、長い目で見たときに利があるはずです。
最近は、オンライン会議での上座・下座といった新しいビジネスマナーが生まれています。でも、ドアがないオンラインに下座はいらないですし、画面の表示の仕方によっては上座も変わります。今こそ通念に一歩踏み込み、互いが自然に気持ちよくなるというマナーの原点に立ち返る時ではないでしょうか。
と。
そうなんですよね。自分と他人は考え方が違うんです。全く同じ考えの人なんていないんです。でもそれをつい忘れてしまうことが多くないですか?
「違うんだ」を意識しながら、相手と接することでいつか重なり合う部分が見えてくるのでしょうか。そして目的達成!!=長い目で見たときに利があるになるのでしょうか。
こんな風に考えられる力が付けてもらえたらいいなあと思いました。
なぜWings始めたんだっけ?と理由を考えながら読んだ記事でした。