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ほんとの独り言

新聞から見つけた本「他者の靴を履く」を2回読んだ。

私の頭では著者のブレイディみかこさんが賢すぎて難しかった。

 

他者の靴を履くとは、他者がどう考えているかを考える力。これを養うことでより良い人間関係、社会生活が送れる。さらには自分の自由へとつながる。自分の自由とは自分を大切にできるという事だろうか。

 

 以下の記載が印象に残った。

一つは

 わたしは英国で保育士の資格を取った人間であるが、その時繰り返し教わったのは、子どもや若者は成長する過程で、親ではない大人と触れ合い、会話することが大事という事だった。 ~中略~ 親のように近すぎる関係ではなく、ちょっとした距離の保てる「おじさん」「おばさん」が相談ごとを持ち掛ける相手として必要とされてきたということだ。

 

もう一つは

 民主主義の実践は家の中から始まるべきであり、民主主義的な姿勢とそれに必要なスキルを子どもに教えるのは早ければ早いほうがいいと言われている。 

 例えば、今日のおかずから家族旅行の行き先まで、親がすべて決めてトップダウン式に上から下ろしていないだろうかということは考えてみたほうがいい。 ~中略~ できるだけたくさんの決断に子どもを巻き込み、話し合って決めたほうがいいというのは、わたしが昔働いていた無料託児所の責任者が言っていたことだ。 ~中略~

「自分はこう思う」「それは違うんじゃないか」と小中学生でも親と対等に意見を述べ合っている。・・・

 

 これまでの体験や失敗から寺子屋Wingsが始まった。

自分の子育ては、たくさんのおじさんおばさんにかかわってもらえていた。

相談はしてただろうか?

子どもの発言権は、与えていなかったような気がする。言い訳は仕事が忙しすぎて待つことができなかった。(う~ん、失敗!!)

民主主義などというと堅苦しく感じるが、そこではなく決断する力や「自分はこう思う」「それは違うんじゃないか」と言えることに注目したいと思う。

 

相談できたり、思ったことが言えることが自分を大切にできることにつながると思うので。画用紙の白い部分がたくさんあるうちに。