先日、医療系の大学に通う学生が、高齢者の分野を勉強していると話しを
していました。
レポートを書くために、自分の祖母に電話で健康維持のために何をしているか、
服薬しているかなど色々聞いたようです。
ビデオ通話を利用したので、顔を見ながら話はできたようです。(便利です)
無事にレポートを書き上げ、ホッとしたところに、学生の母親から電話です。
「おばあちゃんのことで聞きたいことがあるんだけど」と。
母親は、学生に電話をする前にベテラン看護師と話をしていました。
内容は最近、おばあちゃん様子がおかしくないか?ということ。
熱があるというから何度なのか聞いても「何度」という答えが返ってこない
(聞きたい事の答えが返ってこない)
同じことを繰り返し話している
言葉が荒くなった等…
看護師さんは、病気の状態を把握したいので、自分が求めている情報を
どうにか聞き出そうと頑張ったそうです。
でも、その答えが出せないおばあちゃん。
おばあちゃんが出せないときは、その関係者に聞きます。
(事実の確認ができるまで頑張るってことでしょうか)
関係者の一人に選ばれたのが、学生です。
質問したことについておかしな回答はなかったか?
→問題はなかった
いつもと違う印象を受けなかったか?
→受けなかった。
特に気になったことはなかったか?
→なかったと思う。でも、薬のことで ちょっと。
おばあちゃんに確認したか?
→しなかった。多分〇〇だと思って。
それって、自分の想像?
→そうかもしれない…
ここにベテラン看護師さんとの違いが出たようです。
聴くことの難しさです。
私も聴けていないと感じる時がよくあります。
聴くことの大切さは分かっているつもりですが、中々うまくいきません。
反省することが多いです。
でも、失敗しながら繰り返し練習ですね。学生さんも一緒に頑張りましょう!