自転車を、よろめきながら運転。
スピードがゆっくりだから、余計グラグラする。
そよ風が、ビュウビュウ音を鳴らす強い向かい風に感じる。
必死にこいでも、自転車はグラグラ揺れて、進まない。
そして、転んで地面にベシャっとなる。
これは、自転車乗りの練習のことではない。
「脳コワさん」の脳を自転車乗りに例えたもの。
脳コワさんとは、脳に何らかのトラブルを抱えている人のこと。
生活の中で、誰もが当たり前にできるだろうと思うことが上手くできないこと。
例えは、
自転車の運転が、脳の情報処理
吹き付けてくる風が、外部から入る情報
転倒は、パニック状態になってしまうこと
自転車に乗れる人は、
スピードを出し、スイスイ走れる。
気持ちよく風を切って走ることができ、とても爽やかな気分。
乗れない時のモヤモヤした感じが、脳コワさん。
手助けには、それに合った方法やタイミングが大切。
「脳コワさん 支援ガイド」は、それがよくわかる本だった。