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手紙でついた力

ソルガムが入ったお粥「ソル粥」を食べてもらいたい人がいる。

今年中学生になった寺子屋Wingsに来ていた子。

 

昨年の秋、畑の仕事で、ソルガムを一緒に収穫した。

農作業が得意で、手際が良かった。

家でも、野菜や果物を作っていると言っていた。

 

ということで、現在寺子屋にいる子たちに手紙を書いてもらい、一緒に送ることにした。

 

1年生は、手紙を書くことが初めてだった。

学校では、ひらがな、カタカナ、漢字と徐々に知っている文字が増えてきている。

でも、毎日使う文字だけではないので、うまく字を思い出せないという壁が…

特にカタカナ。

今回は、全部ひらがなで書くことにした。

 

「よし!書こう!!」

 

しかし、次の壁。

今度は、文章を作ることが難しい。

どんどん暗い顔になっていく。

学校では、写すことが多いので、まだ難しいよね。

出だしはこちらで言う言葉を書くことに。

 

また、壁だ!!

聞き取って、書くことが難しい。

そうだよね。体験してないもんね。

ゆっくり何度も伝えて、何とか書くことができた。

途中、キレそうになったけど、我慢もできた。

慣れてくると、絵も描いたりしてステキな手紙が書けた。

 

 

3年生の子は、仲良しだったこともあり、自分で文章を考えたくさん書いていた。

「スタートは、全員一緒にしようか?」と言ったけど、あさっり拒否された。

伝えたいことが、たくさん書いてあり、かわいい似顔絵も良かった。

 

だけど、1年生の時は、文字も文章も出てこなくて、苦しい思いをしてたよね。

それが、今ではニコニコ手紙を書いている。

 

学校の勉強で知識がついたのは大きいと思うけど、ここで苦しい思いをした体験も大きな力になっているように感じる。

 

一つクリアすると、また次の壁が現れると思うけど、少しずつ乗り越えてほしいと思った。

手伝うね~。